東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻および光量子科学研究センター、工学部システム創成学科の教授を兼務している石川 顕一です。 最先端のレーザーや量子ビームが物質・生体中に引き起こす効果とその応用を、理論・シミュレーションを使って研究しています。分野や専門の壁、理論と実験の垣根を超えて、ハイレベルな研究を行うみなさんをいつでも歓迎しています。
研究テーマは『アト秒科学、高強度場科学、時間依存多電子理論の開発』と『量子化学、大規模電子状態理論、新しい密度汎関数理論の開発』です。 私達の研究室では、光と物質の相互作用を量子力学の基本原理に基づく理論的アプローチで追求しています。自身の腕ひとつで、紙と鉛筆と多少のコンピュータスキルを用いて、世界をあっと言わせる新しい物理を開拓できる研究室です。
東京大学工学部大学院 光量子科学研究センター特任研究員に赴任した篠原康です。最先端のコヒーレント光を駆使したレーザー加工といった、レーザー電場に駆動される非線形電子ダイナミクスが関わる現象のメカニズムをシミュレーションから明らかにしたり、そのシミュレーション手法を開発したりしています。
インドのサンバルプル大学で物理化学修士号、Academy of Scientific and Innovatie Researchで化学博士号を取得後、2016年8月にインドの学術都市、プネーにある国立化学研究所(NCL)から赴任しました。電子状態第一原理計算を専門としています。
物理学でPhDを取得した後、世界有数の超高速光・物質相互作用の分野での研究で先端を行くグループの一つである石川・佐藤研究室に赴任し、高強度レーザー場中の原子と分子の時間依存配置間相互作用法の開発に取り組んでいます。私達の発明によるこの素晴らしい「ツール」が専門の理論研究者だけでなく実験に携わる研究者の方たちにも恩恵をもたらす日が来ることを夢見ています。
自由電子レーザーや高次高調波発生に代表される最先端の光・量子ビームを駆使して、研究を行っています。このような先端的な光・量子ビームを物質した際に生じる現象はまだ未解明な部分が多く、新たな現象の発見を目指します。石川・佐藤研究室では理論的なアプローチを主としていますが、実験家として協調しつつ、研究を進めています。
東京大学工学部大学院 光量子科学研究センター特任研究員の加藤です。主に密度汎関数理論とGreen関数理論(GW+BSE法)を用いて光と物質が相互作用する系を研究しています。電磁場と物質が非摂動的に相互作用する系は凝縮系物理の最前線の研究ができます。
東工大で工学学士を取得した後、卒論のテーマとは全く異なる研究を行っている石川研究室に進みました。もちろん勉強しなければいけないことは多くなりますが、すばらしい先生方や先輩にフォローをしてもらうことができるため、非常に楽しんで研究をすることが出来ています。もし石川研に興味があるが、卒論では全く違うことをやっているという方がいれば、チャレンジしてみてください。
私はアト秒スケールという想像もつかない未知の領域に興味を持ってこの研究室を選びました。勉強の必要を日々痛感していますが、同時に少しずつ新たなことを覚えていくことに楽しみも感じています。刺激的なテーマに挑戦したいという方にとってこの研究室は魅力的な環境だと思います。
アト秒科学とは友達以上恋人未満の関係になりたいと思っています